公共工事経費計算ツール 『Smart-S』検証編
2022年2月28日に発売された、公共工事経費計算ツール「Smart-S」は経費の順算、逆算が可能で正確な最低制限価格を算出できます。 なぜなら、処分費やスクラップ費・その他工事などの特殊要素を加味した計算が可能だからです! 今回は、過去に実施された入札について公共工事経費精算ツール「Smart-S」を使用した場合の順算計算結果を見てみましょう。
■次の条件で最低制限価格を求めます
(過去に実施された入札の例です)
A | 工事名 | 〇〇中学校リニューアル改修電気設備工事 |
B | 経費種別 | 公共建築工事共通費積算基準 平成31年4月版 |
C | 主たる工事 | 改修電気設備工事 |
D | 低入基準 | 平成31年3月 国交省モデル |
E | 工事日数 | 19.8か月 |
F | 前払金支出割合 | 35%を超え40%以下 |
G | 契約保証料 | 金銭的補償が必要 |
H | 保障費の計上 | 一般管理費に含める |
I | 有価物処分費の計上 | 一般管理費算出後 |
J | 離島調整比率 | ¥ 0 |
K | 直接工事費 | ¥ 139,054,645 |
L | 共通仮設費積上げ分 | ¥ 218,000 |
M | 発生材処分費 | ¥ 123,180 |
「共通仮設費積上げ分」「発生材処分費」を入力しましたが「有価物売却費」など他にも要素があります。 必要な項目は必ず入力しましょう!
経費計算の結果に差が出ます!!
では、実際に算出結果がどのくらい正しいのか?
要素入力が大事な事や、操作が簡単な事は十分に分かったけど、本当に算出結果は大丈夫なの?
それでは算出結果を見てみましょう!
計算根拠を見てみましょう
計算の根拠も気になりますよね? では実際の入札結果と比べてみましょう!
■共通仮設費の根拠
■現場管理費の根拠
■一般管理費の根拠
このように計算の根拠がどちらも同じになっています!
赤枠を見て頂くと「金額」、「一般管理費率」、「契約保証費」などが一致しています。
皆さんも面倒な経費計算を簡単な操作で使ってみませんか?
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