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建設資材の高騰にどう対処する?DXによる収益アップの取組み

業務効率化以外にもある設備業のDX導入効果

DXは、業務の効率化だけでなく、さまざまな経営課題の解決に活用できます。マンパワーが少ない中小企業だからこそDXによって劇的な改善が期待でき、持続的に成長していくためのキーワードと言えるでしょう。業務効率化以外のDX導入効果の例を挙げてみましょう。

(1)技術継承の円滑化

建設業の担い手不足に加えて、団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題で、熟練技術者の確保が大きな課題となっています。ベテラン技術者の経験やノウハウをデータとして蓄積し、作業手順や点検項目などを画像や動画で視覚化して共有するなど、デジタル活用によって若手への技術伝承を円滑化できます。先進的な取り組みでは、AR(拡張現実)技術による作業を仮想体験なども取り入れられています。技術継承がスムーズになることで、若手の早期離職防止も期待できます。

(2)労務リスク、安全衛生の強化

デジタルツールを活用した作業員の行動把握や熱中症リスクの可視化などの安全衛生管理が実用化されています。IoTによる常時モニタリングやドローン活用で危険を伴う場所の点検作業を減らすなど、リスクの早期発見と回避ができます。安全性が高まれば、事故による人的・経済的損失を最小限に抑えられます。

(3)新しいビジネスモデルの創出

デジタル活用で新たなサービスを構築することで、新規事業の立ち上げや既存サービスの付加価値を付けることができます。これらで新たな収益を生まれる可能性があります。蓄積された業務データから新サービスのヒントを発見できることもあります。DXは、単なる業務効率化ツールではなく、事業を変革させる経営戦略につながる取り組みです。

<ここまでのポイント>
・マンパワーが少ない中小企業だからこそDXによって劇的な改善が期待できる。
・DXは単なる業務効率化ツールではなく、事業を変革させる取り組み。

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