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設備業の収益性向上!利益率アップのカギとなる積算見積と原価管理

利益率アップの原則②原価の見える化

 工事の進行に伴う原価の発生状況をリアルタイムで把握する「原価の見える化」によって、赤字工事を未然に防げるようになります。「原価の見える化」こそ、利益率アップにおいて重要な役割を果たします。

 まず、原価の見える化によって原価の上昇や予算オーバーを早期に発見し、対策を講じやすくなります。会社全体で工事原価を共有することで従業員のコスト意識を高められ、コスト削減への取組みなど、現場レベルでの効果も期待できます。経営サイドでは、工事ごとの利益状況をリアルタイムに把握できるため、経営判断のスピードが向上し、蓄積した原価管理データを工事管理の改善や見積の精度向上に活用できます。原価の見える化を実現するためのステップを解説します。

<原価の見える化と活用のステップ>

①原価項目の明確化
材料費、労務費、外注費など、原価を構成する項目を定義します。

②原価管理の仕組みづくり
工事ごとに原価項目の実績(作業実績、材料使用量など)を集計します。Excelでも可能ですが、複雑な表作成と煩雑な入力作業が必要です。効率よく、適切に原価管理を行うためには、原価の発生状況をリアルタイムで可視化できる、工事原価管理システムの導入をお奨めします。

③定期なレビューと対策の流れ
原価管理システムを導入しても、原価を把握して対策につなげられなければ、導入した意味がありません。定期的に原価の状況をチェックし、予算との乖離を早期発見、対策する流れを確立させましょう。

参考記事:【建設業の原価管理】工事原価を簡単に管理する方法
参考記事:建設業の物価高倒産が急増!建設物価を活用して赤字受注を回避する方法

<ここまでのポイント>
・原価の見える化によって原価の上昇や予算オーバーを早期に発見できる。
・工事原価を共有することで従業員のコスト意識を高められる。
・利益状況をリアルタイムに把握でき、経営判断のスピード向上。

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