Excelで数字の先頭に「0」を付ける方法
(文字列データ)
Excelでは先頭に「0」(ゼロ)から始まる値を入力しても先頭の「0」は表示されません。
今回は『値の前に「0」を入れて決まった桁数にしたい』という時の方法をご紹介します。
手入力で値の前に「0」を入れて5桁の「00001」にしたい場合
手入力の方法は2つあります。
■1つ目の方法(「0」の前にシングルクォーテーションを挿入)
①セルの先頭にシングルクォーテーション( ‘ )を入れます。
(シングルクォーテーションはキーボードで〔Shift〕キーを押しながらキーを押します。)
②続けて00001と入力します。
③〔Enter〕キーを押して「00001」と表示された事を確認します。
■2つ目の方法(セルの書式設定で文字列にする)
①入力したいセルの上でマウス右クリックから「セルの書式設定」を選択します。
②表示形式タブから【文字列】を選択して〔OK〕ボタンを押します。
③セルに「00001」と入力します。
〔Enter〕キーを押して「00001」と表示された事を確認します。
以上が手入力の方法のご紹介でした。
あらかじめセルに「1」の値が入っている状態で先頭に「0」を入れて5桁の「00001」にしたい場合
次は、あらかじめセルに「1」の値が入っている状態から「00001」にする方法です。
今回はRIGHT関数を使用する方法をご紹介します。
RIGHT関数を使用すると、右から数えた文字数の文字を取り出すことができます。
例えば、「A列」に入っている値の先頭に「0」を入れて5桁にした状態で「B列」に表示してみます。
①B列の1行目のセルに=RIGHT(“0000”&A1,5) と計算式を入力します。
計算式のそれぞれの意味は、RIGHTと,5で「右端から5桁を抜き出します」
“0000”は「5桁にするには最大で4桁足りないので、先頭に「0」を4つ連結します」
A1は「A1セルに入っている値」になります。
つまり、これらの意味を繋げると、以下の指示を出している事になります。
【A1セルに入っている値に対して、頭に「0」を4つ連結して、右端から5桁を抜き出します】
②〔Enter〕キーを押して「00001」と表示された事を確認します。
③他のB列に対してはB列の1行目のセルをクリックして、セルを囲む緑色の枠の右下にマウスポインタを移動して十字の形になったところでコピー先となるセルまでドラッグします。
以上があらかじめセルに「1」の値が入っている状態から「00001」にする方法のご紹介でした。
なお、上記の方法で結果として出た値は全て文字列(セルに入力した数字や単語が文章として認識される)データになります。
数値データではないため、この値を使っての計算はできません。