待ったなし!設備業のデジタル化①
取り残される中小企業
こうしてみると「DX」とは、政府や大企業が取り組むものなのか?と感じてしまいます。ここで経産省の提唱するDXの定義を見てみましょう。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
ますます「DX」が遠い彼方の話のように聞こえてしまいますね。しかしこれを「あらゆる産業でデジタル化が推進されてゆく世の中で、最新のデジタル技術を活用して、新しい仕事の仕方や働き方を確立し、新しい社会の中で生き残って行ける競争力を高めてゆくこと」と言い換えるとどうでしょうか?
この世界中で起きているデジタルによる改革は、第4次産業革命とも言われています。そのくらい大きな波がきているのです。時代を巻き戻して例えますと、周りがFAXを導入してドンドン効率化して行っている中で、いつまでも郵便で書類をやり取りをしていては生き残ってゆくのが困難になるという事です。