もみじ饅頭(まんじゅう)の可能性は無限大!?
石田データサービスの本社は広島県広島市にあります。
設立してから50年目になりますが、その間に広島の街並みの移り変わりや歴史や文化の流れを見つめてきました。
そんななかで、地域に新たに根付いた【名物】に今回は焦点をあててご紹介したいと思います。
広島といえば、「お好み焼き」「牡蠣(かき)」などが有名ですが、「もみじ饅頭(まんじゅう)」も忘れてはいけません。
もみじ饅頭は、県花である紅葉を型取ったカステラ生地の中にこしあんを入れて焼き上げたお菓子です。
全国的に知名度が高い土産菓子なので、ご存知の方も多いと思います。
そんなもみじ饅頭ですが、実はここ数十年で『進化』をとげています。
生地の中のあんのバリエーションが増えただけでなく、生地を変えたり、揚げたり!?漬けたり!?ソフトクリームになったり!? しています。
すでにもみじ饅頭という完成品なのに更にそれに手を加えてしまうとはと、出てきた当初は広島県民ですら驚きました。
ですが、特にもみじ饅頭に衣をまとわせ天ぷらにした『揚げもみじ』は自宅でも作れるキットが販売されるほど、今では浸透しています。
明治時代から創業している紅葉堂(もみじどう)の商標登録商品なので店舗がある宮島島内と広島駅でしか食べられないのですが、(上記で述べた自宅で作れるキットも紅葉堂の商品です。)
話題となっていつの間にか県民の多くが知るところとなりました。
揚げたて熱々の『揚げもみじ』は外はさっくり、中はふわっとした食感で更にはあんと衣の甘さが互いに引き立て合っていて、本当に美味しいです。
今も広島ではもみじ饅頭を製造するメーカーが切磋琢磨して新しい味や食べ方を日々追究しています。
数年後には、また新たなもみじ饅頭の【名物】が誕生しているかもしれません。題目の通り、もみじ饅頭の可能性は無限大ですからね。